【脅威】 ウェブサーバやウェブアプリケーションに代表されるサーバ製品に脆弱性があると、攻撃者にその脆弱性を悪用される恐れがある。-略-
2009年はSQLインジェクション等によるウェブサイト改ざんが度々報道された。現在もサーバ製品には、適切な脆弱性対策を行う必要がある。サーバ製品のなかでも、特にウェブサイトのように外部に対して公開する運用の場合、注意が必要である。
サーバ製品の脆弱性対策が重要であるが、開発者が脆弱性を修正したサーバ製品を公開しても、アップデートされていないサーバ製品が散見される。
サーバ製品をアップデートしない理由は大きく2つ考えられる。
@特定のサービスが動作しなくなる可能性を恐れてアップデートできない
Aサーバ製品のアップデートの必要性を理解していない
【影響】 サーバ製品の脆弱性を悪用されることで、不特定多数の利用者が被害を受ける可能性がある。サーバ製品に保存されている情報が改ざんされる等の恐れがある。結果、サーバ製品の利用者の情報窃取や利用者へのウイルス感染といった被害が生じる。
サーバ製品の脆弱性が悪用された場合、被害を受けるのはサーバ製品だけではなく、その製品の利用者にも及ぶ。 これは、ガンブラーによる被害からも分かる。
サーバ製品の管理者は、被害が利用者に及ぶことを十分に認識して、サーバ製品の適切な脆弱性対策を行わなければならない。
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